TOEICが10年ぶりに変わる!X Dayは来年5月29日(リスニング編)

Abstract blur background. English multiple choice test

TOEICの試験内容が大きく変更になります。今でさえ多くの日本人を悩ませているTOEICが来年の5月から大きくその内容を変更する事を試験を作成しているETSが発表しました。

2006年にTOEICの主な形式変更は、写真を見て答える形式のリスニング問題が20問だったのが10問に減らされました。さらには、リスニングで使用される発音もアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、そしてカナダの英語を使用されるようになり日本人にはさらに難易度が上がりました。

リーディングの部分で多くな変更点は、受験者の多くの悩ませているpart 7の問題数が40問から48問に増えた事です。只でさえ多くの問題を短い時間で解く必要があるのに読解問題をさらに8問も増やした事でした。今まで以上に正確で早い読解力を身につける必要性が出て来ました。

前回のテストを変更した際に、試験を作成しているETSは難易度に大きな影響はないと発表していたらしいですが、格段に難しくなっていたのは間違いありません。

そこで、今回は2016年5月から変更されるTOEICの変更点をパート別に見て行きたいと思います。

TOEICの問題形式

問題数は全部で200問

初めにリスニング問題が100問

次にリーディング問題が100問

合計で200問

解答時間は120分で200問を解きます。

初めのリスニングは45分間

次にリーディングは75分間

合計で120分で、途中休憩は一切無しの2時間の試験です。

採点は、

一問5点刻みで採点される。

リスニングで5〜495点満点

リーディングで5〜495点満点

合計で990点満点のテスト。

注意点としては、テスト中に問題用紙への書き込みが一切禁止されている事です。リスニングでメモを取る事も禁止されていますし、リーディングで覚えておきたい箇所への書き込みも全て禁止です。

EST TOEIC公式ホームページで公開した変更点は下の7点です。

  1. 写真描写問題(Part 1)と応答問題(Part 2)の設問数が減ります。

  2. 会話問題(Part 3)の設問数が増えます。

  3. 会話問題の中に、発言が短くやり取りの多いものが加わります。

  4. 3名で会話する設問があります。

  5. Elisions(省略形: going toが gonnaなど)、 Fragments(文の一部分: Yes, in a minute; Down the hall; Could you?など)を含む会話が流れます。

  6. 会話やトークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問が加わります。

  7. 会話やトークの中で話し手が暗示している意図を問う設問が加わります。

     http://www.toeic.or.jp/info/2015/i025/i025_01.html

具体的にPart毎に見て行きましょう。

リスニングPart 1写真描写 (Photographs)

リスニングで一番簡単はパートが写真描写のPart1です。リスニングを聞いて写真の状況を一番正しく説明している選択肢を選ぶ問題形式です。問題文も選択肢も全て録音されているので、問題用紙には数字だけしか書かれていません。選択肢は全部で4つ読まれます。

変更点①

現在10問で50点が配分されているpart1は、2016年から6問に減らされて30点になる。問題形式の変更はありません。

高得点の勉強法

先ずは、ここでは絶対に全問正解を目指す事がTOEICでの高得点につながります。一問でも落とさない気持ちでPart1を解く必要があります。

選択肢を選ぶ際に気をつける点を上げておきます。

1 客観的な事を伝えている選択肢が正解

受験生を迷わせる選択肢が、写真だけでは判断出来ない情報が混ざっている場合です。写真から自分で勝手に話しを作り出してしまわない様に注意が必要です。似ている動作だけれども実際に判断出来ない場合には、注意して聞く事が大切です。

2 消去法で選択肢を選ぶ事

写真を見ていて、全ての選択肢が正解でない様な問題が出てくる事があります。そんな場合は、自分が見ている写真の見方が問題の作成者と異なっている事が原因です。そんな状況を避ける為には、選択肢の一つ一つをしっかりと聞いて間違っている部分を聞きながら消去法で解答して行く事をお勧めします。よくあるのが、一人だけしかその動作をしていないのに全員がしていると表現されている場合などです。

ETS TOEIC公式ホームページのPart1のサンプル問題

http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample01.html (wma形式です。)

リスニングPart2 応答問題 (Question-Response)

Part2では、2人の短い会話を聞いて答える問題です。一人目の短い質問文が流れて、それにあった正しい答えをに合った答えを3つの選択肢から選びます。 Part2で求められるリスニング力は、一人目の質問のキーワードを的確に聞き取る能力がとても大事になります。正解するためには、相手の質問に対して正しい応答をしている選択肢を選べるかが鍵です。

変更点①

現在ある30問の150点から、25問の125点に減らされる。問題形式の変更はありません。

高得点の勉強法

1 一人目の質問文を集中して聞く。

問題形式からも明らかですが、この形式は短い質問文とその答えが交互に流れます。しかも質問は疑問詞から始まるので最初の言葉をしっかり聞き取る事がもっとも大切です。

2 会話力を付ける

YesかNoかで聞いている質問文でも、Yes/Noで答えていないのに正解になる問題のあります。そこで必要になるのが会話力です。実際にYesかNoで答えずに、その答えの状況を伝える事で間接的に答える問題が必ず含まれています。そんな問題に正しく答えるには会話を正しく理解する事が不可欠です。

つまり、Part 2は、短い文章の中からその会話の状況を正確に判断して正しい答えを導きだせる語彙力と会話力が試されるパートです。

ETS TOEIC公式ホームページのPart2のサンプル問題

http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample02.html

リスニング Part 3 会話問題 ( Short Conversation)

リスニングのPart 3は会話問題です。2人の比較的短い会話を聞いた後に、関連する3つの設問に答える形式です。一つの設問に対して4つの答えが与えられていて、問題文と解答は問題用紙に書かれています。

変更点②〜⑦

今回の最も大きな変更点は、このPart3になります。変更点のほとんど全てがPart3に集中しています。

30問で150点から、39問で195点に増える。

現在では使われてこなかった日常会話でも使われるカジュアルな言い回しも使用される。

  • Elisions(省略形: going toが gonnaなど)

  • Fragments(文の一部分: Yes, in a minute; Down the hall; Could you?など)

(EST TOEIC公式ホームページより)

三名での会話問題が増える

 Examples of New Item types

Listening Test Part 3

Questions 7 through 9(5ページ目)

 http://www.toeic.or.jp/library/new/info/img/i025/Examples_of_New_Item_Types_on_the_TOEIC_Test.pdf

リスニングと問題用紙にある図などを参照しながら答える。

Questions 10 through 12 (6ページ目)

http://www.toeic.or.jp/library/new/info/img/i025/Examples_of_New_Item_Types_on_the_TOEIC_Test.pdf

高得点の勉強法

問題形式は、2人の人物が会話から、3つの設問に答える問題 パート③からは、リスニング力が急激に上がります。会話文も長くなり、情報量が多くなります。しかも選択肢が長いのでリスニング力以外にも、実はリーディング力も求められるマルチタスクな高度なパートです。

 

1 設問の先読みをする

パート3では、問題が始まってから設問やその選択肢を読んでいたのでは、実は遅いのです。事前に会話の重要部分を理解してから聞く必要があります。なので、会話が始まる前の数秒を有効に使う事がとても大切です。会話が始まる前に設問と選択肢に目を通して、答えるのに必要な箇所を理解する時間にしましょう。 例えば、設問を読み始めたら、3つの設問と4つの選択肢に目を通しておきます。その次に2人の会話が始まったら選択肢と照らし合わせながら、答えていきます。そして、会話が終わった時には、全ての設問の答えが選び終わっているのが理想です。そして次の問題の先読みをする具合です。

2 選択肢の先読みはキーワードを意識して読む

先読みの重要性は上で説明しました。短い時間で全ての内容を頭に入れるのは難しいです。そこで選択肢のキーワードを意識して読む事がとても効果的です。例えば、動詞に注目して読んだり、その動作が行われる場所に注目したりと、選択肢で違っている部分に注目して効果的な先読みにします。

ETS TOEIC公式ホームページのPart3のサンプル問題

http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample03.html

リスニング Part 4 説明文問題 (Talks)

全部で30問 問題形式は、一人の人物がアナウンスやナレーションなどの長い説明文を聞き取るリスニング力を試すパートです。長いリスニングの後に3つの関連する質問に答える必要があるので、正確なリスニング力以上に理解力と、そして記憶力が大切な能力になります。 一つひとつの会話文を理解する事は出来るかもしれませんが、それを一つのストーリとして覚えておかなければならない上級者向けのパートです。

変更点⑥と⑦

今回の変更で、問題数の変更はPart4ではありません。問題形式での変更点は、一つ目はリスニングの内容と与えられた図等から正しい答えを導きだす問題が増えた事です。2つ目の変更点として、文章問題中に使われている口語表現を、その場の状況を理解しながら別の表現を選択肢から選ぶ問題が増えました。それほど大きな影響は無いと思われます。

ETS TOEIC公式ホームページのPart4の新形式サンプル問題

Part 4 (7,8 ページ目)

Questions 13 through 15 ( 14が変更点⑦の暗示している内容)

Questions 16 through 18 (変更点⑥の図を使った問題)

http://www.toeic.or.jp/library/new/info/img/i025/Examples_of_New_Item_Types_on_the_TOEIC_Test.pdf

高得点の勉強法

1 先読み,正確なリスニング力,そして記憶力

もっとも難しいリスニング問題がパート4です。かなり長い放送を聞いていなければならず、しかも一番最後に一番大変な問題を解く必要があります。英語力以上に集中力が試される場所です。 先読みをして答えにつながる情報を集中して聞き取る事は絶対に必要な能力です。そのためにも、短い時間で正確に聞き取れるリスニング力は全体条件です。日頃からのトレーニングは欠かせません。 次に大切なのが、聞き取った情報を正確に覚えておく記憶力です。記憶術と言い換えても良いかもしれません。トイックの試験中は問題用紙や解答用紙に書く事は禁止されています。全て頭の中で覚えておかなければなりません。日頃の練習をオススメします。

TOEICは所詮テスト

前回の問題形式の変更ときも、難易度の変更は特にないと制作サイドは発表していました。今回も同様の発表がされていますが、明らかに難しさは上がると思います。確かに求められている英語能力が上がっているかと言われると、制作者の発表の意図は理解出来ない訳ではありませんが、テストを受ける受験者に取っては難易度は格段に上がるでしょう。しかも、テストの形式に慣れる必要もあるので、受験生には負担が増えるでしょう。

でもTOEICも所詮テストです。しっかり準備をすれば必ず結果はでます。正しい準備をして、効果的に短期間で結果を出して下さい。もしくは、5月29日までにはまだまだ時間があるのでそれまでに現在のテストで高得点を出してしまう事も、方法のひとつです。これからの時間を有効に使って下さい。

ライティング編も読んで、短期間で劇的にスコアーを上げましょう。

オススメの記事 TOEICが変わるその②!リーディング変更8つを完全解説

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