英語を覚える一番の近道は、彼氏や彼女を作る事と聞いた事があります。確かに、毎日話す相手が英語しか分からなければ、自然と英語も覚えられます。恋愛が英語習得の近道の人もいるでしょう。
でも、意外に知らないのが「付き合う」の考え方が違うという事実です。日本でも、どこからが付き合っていて、どこからがまだ付き合っていないのか人によって違いますよね。
例えば、日本人の私達にはあまり聞き慣れない習慣に、デーティング•ピリオド(dating period)があります。seeing period と表現される事もあるこの期間は、私達が知っておく必要がある文化の違いです。
簡単に言うと、おためし期間。彼氏や彼女となる前に、相手を見極める期間の事です。これだけ聞くと、「日本にもあるし!」と思うかもしれません。少し異なるのは、身体の関係も含まれる事がある点です。
さらにdating period は「お試し期間」なので、複数の人とデートをしてもオッケーな点です。これを聞いて喜んでいる人と嫌な顔をしている人といるかもしれませんね。
日本人の私達が知っておくべき英語の恋愛表現は意外に多い様です。
今回は、付き合うの英語の表現を中心にまとめました。
この記事の目次
彼氏や彼女が出来るまでの流れ
交際に向けての最初の問題は、相手に自分の気持ちを気付いてもらう必要があります。気になる相手が出来た時には、先ずはデートに誘います。まあ、当然の行動ですよね。
相手をあまり知らない場合には、なかなか誘うのには勇気がいりますよね。でも、長い間友達だった相手を誘うのも逆に気まずくなります。どちらにしても上手に誘う事が始めのハードルです。
ここでは、先ずデートに誘う段階から、最終的に彼女や彼氏が出来るまでの付き合うまでの一般的な英語表現を紹介します。
デートに誘う
ask someone out 誰かをデートに誘う
これを文章で使うと、下の様な表現が一般的です。
Can I ask you out to dinner on Friday night?
金曜の夜、夕食に誘ってもいいですか。
I would like to ask you out to lunch this Saturday.
今週の土曜日に、ランチに誘いたいのですが。
ask someone out の後に、to (誘いたい事)を続けて使うといいでしょう。ask you out on a date とする事も可能ですが、ただ単にask you out だけでもデートに誘うになります。
デートに行く
交際の一番始めの段階が、一回目のデートです。デートの誘いをオーケーしてくれれば、相手は自分の事に興味がある事が分かります。
go on a date with someone
誰かとデートに出かける
ask someone out 以外にも、デートに出かけるの表現で go on a date が使えます。
Let’s go on a date anytime next week?
来週のいつか、デートに行きましょう。
これは、かなり自信のある誘い方です。相手と話しが上手い感じにすすんだ時に、使える表現です。
でも、初めて相手を誘う場合にはもう少し控えめな誘い方が良いですよね。そんな場合には、下の表現もいいと思います。
There is a good French restaurant in Ginza. Are you free this weekend?
銀座に素敵なフレンチのレストランがあります。今週末は空いていますか。
ここから、dating period が始まります。自分が相手に取ってどんな関係なのかはまだ分かりません。大体は、これから数回程度デートを繰り返します。
相手の誘いを受けるのか、もしくは上手に断る事になるかもしれません。会社の同僚や、学校のクラスメートをデートに誘いたい場合には、次の記事がオススメです。
関連のオススメ記事: 恋愛英語で同僚をスマートにデートに誘う英語表現88の例文
お試し期間 dating period
一回目のデートを上手く乗り越えられるとやって来るのが、さっき出て来たお試し期間の dating periodです。始めのデートの誘いよりも、楽に誘い易くなるはずです。
でも、相手を連れて行く場所や、その時の会話の内容が相手にチェックされている事を忘れない様にしないといけません。
つまり、この状況を英語にすると下の表現です。
We are dating/ seeing each other.
私達はデートしている
I’m dating someone.
私は誰かとデートをしている。
このお試し期間がどれだけ続くのかや、身体の関係まで含まれるかは人によって違います。デートに出かけるだけでは、まだ当然彼氏でも彼女での何でもありません。俗にいう、「友達以上、恋人未満」のようなあいまいな関係です。
真剣交際
何度かのデートを乗り越えられると、次に来るのが exclusive date です。dating exclusively とも言います。つまり、この状態になると、デートする相手は自分だけになります。なので重要なのは、exclusive と exclusively がキーワードです。
exclusive 形容詞 排他的な、閉鎖的な、特定の人と付き合っている
exclusively 副詞
exclusivity 名詞
exclude 動詞
ただし、この状況でも相手の事を彼女や彼氏と呼ばない事もある様です。人によっては、お試し期間の延長と考えている場合があるようです。
もちろん、この状況になったら付き合っていると考える人も当然います。でも、これも人によって考え方は違います。そんな場合には、次の表現で確認するひつようがあります。是非覚えておきましょう。
Are you seeing anyone?
Are you dating anybody?
他の誰かとデートしているの。
自分たちの状況を確認するのに使えます。自分は真剣にこの関係を進めたい事を、相手に伝える事が出来る表現です。
Are we exclusive?
私達はお互い以外デートしていない?
上の表現は日本語にするのに苦労しました。日本語では、あまり言葉にしないからです。Are you seeing anyone? よりも、もっと具体的に相手に迫る例文です。
もう、自分は相手が彼氏や彼女で良いと感じた時には、次の表現ではっきりと相手に聞くもの良いです。
Will you be my girlfriend/ my boyfriend?
彼女になってくれますか。
付き合って欲しいと思った時に使える英語の例文です。ただ、どんなに相手も自分の事を気になってくれていても、これを聞くタイミングは重要ですよね。
早過ぎると相手も答えを渋る事があるかもしれません。しかも一度相手から渋られると、次に聞き出すのがかなりハードルが上がってしまいますよね。
しっかりと良いムードを作って、相手の事を良く知ってから使って欲しい英語の例文です。あと、しっかりと自分の事を相手に知ってもらう努力をしましょう。
彼女や彼氏
長い努力がようやく実を結ぶ時が来ました。良く頑張りましたね。相手の事を思って、色々な慣れない事をして来た事でしょう。
おしゃれなレストランやスイーツのお店を調べたり、彼女の好きなお店をリサーチした努力がついに、交際を始める事が出来ます。付き合うの英語表現を見てみましょう。
I have a girlfriend/ a boyfriend.
彼女/彼氏がいる。
I’m in a relationship with someone.
誰かと交際している。
We are together.
私達は交際しています。(直訳:私達は一緒です)
facebookで何度か見た事がある人もいるかもしれません。in a relationship で交際しているです。in a relationship 以外には、be together 等も使われます。
ただし、seeing とdating もだれかと交際していると言う時にも使われます。本当にややこしいです。その関係が彼女や彼氏なのかはっきりしていませんが、明らかなのは相手に好きな人が別にいると言う事です。
なので、気になる相手から I’m seeing somebody や I’m dating someone と言われてしまったら、次の相手を見つけましょう。
SeeingやDating以外の英語の恋愛表現
付き合うや交際についての英語の表現は上に紹介した以外にもいくつかあります。最後にそれを紹介します。ただ単に友人としての交遊関係を表す表現等もありますので、上手に使い分けて下さい。
pre-dating お試し期間(デートの前段階)
pre は接頭語で 「前の」の意味です。
We’re pre-dating now.
私達はお試し期間です。(直訳は「前デートをしている」)
訳すとこんな感じでしょうか。日本語がしっくり来ませんが、覚えておくと便利な表現です。
hang out with somebody 遊ぶ
遊ぶを聞いて、初めに頭に浮かぶのが、play with somebody です。もちろん問題はないのですが、play を使った表現の場合には「子供同士が公園で遊ぶ」のニュアンスが入ってしまいます。
Let’s hang out tomorrow night!
明日の夜遊ぼう!
この場合は、交友関係として使われる表現です。相手を良く知らない場合には、デートに誘うよりも先ずは hang out でお互いの距離を縮める方が良いかもしれませんね。
go out (on a date ) with somebody 誰かと外出する(デートする)
これは、seeingやdating と同じ様な表現です。お試し期間のデートの可能性もあるし、誰かと交際している場合の両方が考えられます。
ただ、これもただ単に外出するだけの場合もあるので、状況によって判断する必要があります。
hit on somebody 口説く
Are you hitting on me?
私を口説いてるの?
相手をどこかに誘ったり、思わせぶりな曖昧な態度を取っていると、時々聞かれる事があります。hit から「叩く」を連想するかもしれませんが、恋愛表現でよく使われるスラングです。
have a crush on somebody 熱中している、惚れている
I think I have a crush on her.
どうやら、彼女に惚れたみたい。
このクラッシュは、私達が想像している衝突のクラッシュとは違います。事故のクラッシュはcrash です。こっちのcrush は押しつぶすの意味から、相手への一時的なべたぼれの意味になります。
sleep with somebody 大人の関係を持っている
これは、よっぽど仲の良い友達にでないと言わない表現かもしれません。普通に誰かと寝る意味ではないのです。
付き合う事で英語習得を目指すなら
ここで触れておきたいのが、seeing somebody とdating somebody の意味の違いです。人によっては、dating somebodyをしてからseeing somebody の段階に移ると言う人もいます。もちろん、どちらにも大きな差はないと言う人も当然います。
フィーリングが合えばステップなど関係なく交際が始まるから、ステップは関係ない人もいると思います。そんな素敵な相手が見つかった時には、I have (good ) chemistry with her. 「彼女と相性がよい」と英語では言います。
でも、しっかりと相手に自分がお試し期間の相手なのか、それともexclusive になっているのかの確認を取る事を忘れない様にしましょう。
好きな相手がいれば、英語を覚えるのも楽しくなるのは間違いありません。ただ、相手の付き合う事への考え方と、自分の国の交際についての考え方が違う事をしっかりと覚えておく事を忘れない様にして下さいね。
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