部下や先輩後輩と同期は日本語だけ?肩書きはビジネスの基礎

4月は、人が動く時期です。会社では、上司が変わったり、部下が増えたりと色々と忙しい時期です。会社の部署で英語を話す同僚がいる場合には、説明する必要が出て来ます。先輩や後輩は英語でどう表現しますか。

日本は縦社会なので上下関係を大切にするのが常識です。先輩や後輩等の年功序列の考え方を英語で説明する場合には、意外とぴったりくる表現が無い場合もあります。

日本語そのままを英語で使ってしまうと相手に失礼な場合もあります。そんな英語を使っている為に、知らない間に職場の同僚に嫌われてしまうことも。

今回は、職場でもっとも大切になる肩書きに関する基礎中の基礎をまとめてみました。

上司は日本語にも似た表現

my boss/ our boss 上司

最も口語的な表現です。よく会話で使われる単語です。my boss を使うときは、自分の部署でない人に説明する時に使い、our boss を使う場合は、例えば同じ部署で働く新入社員に説明する時に使います。

manager

supervisor

上の2つは boss よりもフォーマルな単語です。辞書を調べると superior の単語も上司を意味する単語で出てくる事がありますが、あまり使われないので覚えておくだけで良いです。

immediate boss 直属の上司

direct supervisor

自分の所属している部署には、何人かの上司がいる事が普通です。ただ、日常の業務に直接関係している上司を覚えておくとこはとても大切です。忘れずに伝えておく必要があります。

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部下の表現は注意が必要

日本は年功序列の縦社会なので、上司と部下の関係は無視出来ません。一方、海外では部下と考えるよりも一緒に働く仲間と考えるのが一般的です。

部下を英語で調べると subordinate と難しい単語が出て来ますが、あまり使いません。単語の意味に、自分よりも重要でない役職にいるものとネガティブな意味があるのが理由だと思います。

a member of my team

a staff member/ a team member

staff はグループ全体を表す単語なので、通常複数形で使います。単数形で使い場合には、staff の後に member を使う事が出来ます。

先輩と後輩は日本語だけ

senior とjunior は学生等の学年を表す時に使われる単語です。学年が上/下のや、役職が上級/ 下級のなどの意味から派生しています。

ただ、会社では上下関係を日本の様に意識していません。兄弟や姉妹を紹介するときも、ただ単に This is my brother. や My sister works at Tokyo. など年齢などの上下関係はあまり表現されない事が一般的です。

senior 先輩

junior 後輩

先輩や後輩の考えは、ただ自分よりも先に入社しただけの考え方ではなく、experienced (経験のある)存在で、skilled (能力のある)頼れる人材という意味や、deserve to get respect (敬意を払う対象でもある) の意味を説明する必要があります。そんな年功序列の考え方が海外にはない場合があるので、senpai やkouhai とそのまま英語にして使っている人もいるようです。

同僚は語彙力で覚えられる

co-worker 同僚

colleague

初めの、co-worker は、初めのco-の部分が「一緒に」の意味が有るので、一緒に働く人で同僚の意味になります。co-founder 共同設立者とか,co-host 共同開催国などからも分かると思います。覚えておくと便利な接頭語です。

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同期は英語で決まった表現はない

日本の会社で大切なのが、横の繋がりです。困った時に最も頼れる仲間が同期です。しかし、英語ではあまりしっくりくる単語はあまりありません。やはり、先輩や後輩の場合と同じ様に縦社会での上下関係からあまり人間関係を表さない事が大きな理由だと思います。

We joined the company at the same time.

He and I entered the company in 2016.

など、一般的に説明する事が多い様です。

enter もjoinも「〜に入る」を意味する動詞です。

We took the same training. 同じ研修を受けた

辞書を調べると、contemporary で同期生が出て来ますがあまり聞いた事がありません。上の文章で説明する事が無難だと思います。

名前や呼び名は社会人のマナー

コミュニケーションの得意な人は、しっかりと相手の名前や肩書きをしっかりと使い分ける能力が必要です。呼び方は相手に対する敬意の表れだからです。しかし、文化によっては常識は異なります。日本に初めて来る海外からの同僚にはしっかりと教えてあげる必要があります。

英語はコミュニケーションです。お互いが気持ちのよい関係でいられる様に、肩書きをしっかりと理解する事はビジネスでは欠かせません。彼らに教えてあげれば、絶対に感謝されるはずです。

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