食べ物が美味しい季節が来ると、その後に気になるのがお腹の脂肪。ダイエットは人類の長年の夢でした(笑)。
友人からの結婚式の招待状が来るとき、ダイエットを始めたくなります。前に買った礼服が入らなくなった事に愕然とする事があるからです。
仕事の終わりに、ストレス解消で同僚とビールを一杯。そのつもりがいつも何杯もビールがすすんでしまう。そのおつりに、お腹周りに余分な脂肪がついてしまう。
毎日の不摂生から、身体に付いた余分なお肉がカッコ悪くてダイエットを始めたくなります。
そんな苦い経験も、英語の勉強の機会にしてしまいましょう。
この記事の目次
diet の意味ってそもそも何?
日本語でダイエットと言ったら、身体についた余分なぜい肉を落とすための食事制限や運動の事を指しますよね。たしかに、英語のダイエットにはその意味があります。
でも、英語ではそれ以外にも意味があります。それを知らないと勘違いして、全く会話が成立しなくなってしまいます。ここで、diet の意味をしっかりと覚えておきましょう。diet の意味は3つあります。
diet の意味の1つ目
diet = 食生活
英語では、
the kinds food that a person habitually eat.
Cambridge Dictionary
意味は、人が習慣的に食べている食事のことです。つまり、食生活や日頃の食事の事です。
It seems like you should change your diet.
どうやら、食生活を変える必要があります。
diet の意味2つ目
diet = ダイエット
英語で、
a special course of food to which a person restricts themselves to lose weight
Cambridge Dictionary
意味は、体重を落とす為に制限している食事内容。つまり、これがダイエットです。
diet の意味3つ目
Diet = 国会
日本の国会を表して、the Dietの意味があります。Japanese Parliament とも表現されます。
ちなみに、
アメリカの国会 Congress
イギリスの国会 Parliament
この意味は英語の雑学として覚えておくといつか使えるかも知れませんよ。アメリカ大統領選挙とアメリカ政治の基礎英語について詳しく知りたい人は、下の記事がオススメです。
関連記事: 暴言王トランプがアメリカ大統領に!選挙の基礎英語
「ダイエットをする」と「ダイエット中」を英語では?
美味しい物を食べ続けたり、友達との飲み会が少し続いたりするとあっという間に付いてしまうぜい肉と体重。分かっていてもなかなかダイエットを始めるきっかけがないまま、だらだらと同じ食生活が続いてしまいますよね。
ビール腹 beer belly
ビール好きの私は、いつも beer belly との戦いです。ビールでお腹が出て来た時には、この表現が使われます。
ちなみに、お腹が痛い時によくstomachを使いますが、これは胃のことです。お腹が出るなどの場合は、下腹部を意味する belly とsmotach が使われます。お腹の意味で tummy も使われますが、これは子供がよく使う単語です。
My stomach is getting bigger.
My belly is getting bigger.
I’m getting a beer belly.
私のお腹が出て来ている(大きくなっている)
そんな状況になる前に生活態度を改めたいですが、なかなか出来ないのが人間です。付いてしまった脂肪は落とせばいいだけです。
ダイエットをすると、ダイエット中は英語で表現すると少し表現の仕方が違います。
ダイエットをする go on a diet
ダイエット中 be on a diet
お腹の脂肪 belly fat
食べ物の基本的な単語を少し紹介
ここで気をつけたいのが、英語の食べ物は全部名詞です。その名詞を覚える時には、数えられる名詞(加算名詞)なのか、数えられない名詞(不加算名詞)なのかをしっかりと覚えておく事です。
加算名詞は、辞書にはC と出ています。不可算名詞の場合には U と出ています。
糖質 carbohydrate ( 炭水化物の食品は carbohydrates で複数形にする。省略してcarbs)
プロテイン protein (数えられない名詞)
発音がプロティーンと日本語と少し違っているので注意しましょう。
パン bread (数えられない名詞)
英語ではブレッドです。パンと言っても通じませんので気をつけよう。
肉 meat (数えられない名詞)
牛肉は beef, 豚肉は poke, 鶏肉は chicken です。I like pig だと「私は豚が好きです」と恐ろしいグロテスクな光景になってしまいますので、気をつけましょう。
フルーツ fruit (数えられない名詞)
基本的には果物は数えられません。色々な種類を意識した場合にはfruits と複数形にする事は可能です。
野菜 vegetables (数えられる名詞)
ピーマン green peppers
ナス eggplants (米)/ aubergine (英)
キャベツ cabbage (数えられない名詞)
なぜだか果物と違って、野菜は数えられる名詞です。なぜなのかなぞです。英語で野菜を覚えるのは意外に大変です。
日本語で使われている表現が英語では違う場合や、アメリカと英語で名前が違う場合や、日本語なら数えられそうなのに、英語だと数えられない名詞になるなど、色々覚える事が満載です。
魚 fish (数えられる名詞)
ただし、fish は少し使い方に注意が必要な名詞です。数える時は、1 fish, 2 fish, 3 fish と名詞を複数形にしないのが普通です。ただし、果物と同じで種類を意識して数える場合には複数形で数えられます。
リバウンドは英語で?
rebound の意味ってそもそも何?音等が何かに反響してはね返るの意味があります。私達が使っている、ダイエットで減らした体重がもとに戻る事にはリバウンドは使いません。
リバウンドを紹介する前に、下の表現を先に覚えておくと分かりやすいのです。
太る gain weight / put on weight
gain は手に入れるや得るの意味の動詞です。put on は(服など)を着るや身につけるの意味の動詞です。それと数えられない名詞のweight を後ろに付けて体重が増えるで「太る」の意味で使われています。
痩せる lose weight
lose 「失う」の意味の動詞にweight を付けて、痩せると英語で表します。
リバウンドする
リバウンドを英語で表現するには、太るで使ったgain か put on のどちらかを使います。
gain の場合には 再びの意味の接頭語の re をつけてregain weight を使えば、リバウンドするの意味になります。put on のばあいには、back 戻って来るのいみの副詞 back を付け足してひょうげんしています。あと、カジュアルな響きの get を代わりに使っても表現出来ます。
regain weight
gain back the weight
put the weight back on
get the weight back on
スタイル良い
体調を維持する stay in shape
体調が良い be in good shape
健康で、良いコンディションで fit
スポーツマンらしい、細マッチョ athletic
痩せている
英語で「痩せている」の形容詞は、結構沢山あるのに驚きます。ただ使う時には注意が必要です。気をつけるのポイントは、単語には ポジティブな意味の単語とネガティブな意味の単語がある事です。
これを知らないと、誉めているつもりで言った英語が実は失礼な事になってしまっている事もあるからです。
ニュートラルな単語
thin 痩せている(ニュートラルな意味で、最も一般的な単語です。誉めてはいない)
ポジティブな単語
slim ほっそりした、すらっとした( 魅力的に細い)
slender ほっそりした、すらっとした(細くて優雅な)
ネガティブな単語
bony 骨ばった、痩せた (とても痩せていて、肉が付いてない)
skinny 痩せこけた (相当に痩せていて魅力的でない)
emaciated やつれた (食事が足りていないか、病気で痩せている)
underweight 痩せ過ぎで不健康な
太っている
英語で「太っている」を表現するのは意外に難しいです。痩せているよりももしかすると難しいかもしれません。その表現自体を避けたい表現だからです。
ニュートラルな単語
big 大きい(背が高く肉づきがよい)
heavyset 体格のがっしりした
larger 太めの(fatの婉曲表現)
控えめな単語
chubby ふっくらした(赤ん坊や若い女性に使う健康的なぽっちゃり)
well-built 体格の良い (男性に使い、大きいからだと筋肉のある)
ネガティブな単語
ここにある単語は他人には決して使わない様にして下さい。
fat でぶ(かなり失礼な表現です。決して使ってはいけません)
overweight 肥満の
obese 肥満の
運動するは?
work out 運動する (特にジム等での運動、試合に向けてのトレーニング)
exercise 運動する(身体を動かす総称)
do yoga ヨガをする
「スポーツをする」ならば play の動詞を使いますが、ヨガや柔道などは do を使って表現します。
英語の表現を増やすには、似た表現を増やしていく
ダイエットを英語で言うには、go on a diet してから習慣的に be on a diet にしていく必要があります。決して put the weight back on しない様にしたいですね。
英語で新しい表現を覚える時は、その周辺の表現も一緒に覚える事をオススメします。人はストーリーで覚えると忘れにくくなると良く言われています。しかもその内容が自分の事に深く関わっていると更に忘れにくくなるそうです。
そこで、私がお勧めしたいのが英語で日記を書く事です。自分の言いたい事を英語にするので忘れにくい事が1つ目の利点です。英語で日記を書く、もう1つのオススメポイントは、話し言葉で書ける事です。つまり、日記で書いた表現がそのまま会話で使える事です。
一日1つ覚えたら、一年で365個の英語の表現が身に付きます。2つ覚えたなら730個の英語表現が、3つくらいなら無理無く覚えられるはずですが、それなら1095個もの表現が身に付きます。
英語の勉強を習慣にしましょう。
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